FIA(国際自動車連盟)の定めるサーキット規格である「グレード1」を取得しているレーシングコースは、
様々なサーキット競技カテゴリーの開催が可能です。
コースは世界でも有数の1.5kmのホームストレートをはじめ、
高速コーナーから低速コーナーまで多彩にレイアウトされています。
広いエスケープゾーンにより安全性を確保し、さらにコースに沿って周回するサービスロードを完備、
レース中の様々な事態に対応できます。
また、最新のコース監視カメラとタイム計測装置に加え、
夜間レースに対応するための照明設備や各監視ポストへのLEDパネル型信号機の設置など最先端機器の導入で、
安全公正な競技運営を可能としています。
全長:4,563m ストレート長:1,475m コーナー数:17 コース幅:15~25m 標高:545m~585m
富士スピードウェイは50年以上の歴史あるサーキットであり、天気の良い日には、北西に日本が誇る富士山が一望できる美しいサーキットです。
まずは、
メインストレート
からご紹介。ストレートの長さは1,475m!世界的に見ても、とても長いホームストレートが大きな見どころのひとつ。
最終のパナソニックコーナーからの立ち上がり次第で、最高速が大きく変わり、レース中のスリップストリームを使ったエキサイティングな追い越しを見ることができます。
TGRコーナー(第1コーナー)は、オーバーテイクの最大のポイント。 何台もの車両が横並びになっての進入やブレーキング勝負・ライン取りの違いなど第1コーナーグランドスタンドから一望できる観戦ポイントとなっている。
TGRコーナーのブレーキング後、急角度で下り10%勾配を右に回り込み、緩い 第2コーナー をギアアップしながらフル加速で直線区間へと続くこのコーナー。ポジション取りが次のコーナーへの重要なポイントになる。
コカコーラコーナー は、TGRコーナーからのバトルがもつれ込むことも多く、2台並んだまま進入してくることも珍しくない。また、コーナー出口が見づらいため、アクセルを開けるタイミングが難しく、コースオフをしてしまうことも少なくない。
コカ・コーラコーナーを抜けて グリーンファイト100R 出口まで左側に遠心力(横G)が発生した状態のまま、横Gの方向が変わるADVANコーナーへブレーキングしながらアプローチする下って上る難しいセクション。
ADVANコーナー は、フルブレーキングから次に来る300R→ダンロップコーナーの高速区間へ、いかにスピードを乗せるかがポイント。 短い時間のブレーキングとロス無く立ち上がれるかがタイム短縮のカギとなる。
300R は、ADVANコーナーから少し上り、ダンロップコーナーへと下っていく複合コーナー。 いかにスムーズに加速し、ダンロップコーナーへとスピードに乗れるかがポイントとなるコーナー。
レーシングコースで標高が一番低い ダンロップコーナー 。パッシングポイントでもあるが、シケイン形状のコーナーから上りのテクニカルセクションが始まり、適切なブレーキングと丁寧なアクセルワークが要求される。
第13コーナー からGR Supraコーナーの区間は、高速エリアとは違いアクセルを踏みたい気持ちを抑え、アクセルコントロールでタイムロスを抑えるライン取りが必要となる。
GR Supraコーナー は、走行ラインがいくつも存在し、選択を誤るとコースオフにつながり、タイムロスを招いてしまう難易度の高いコーナー。ここでの走行ライン次第で、最終コーナーからストレートまで影響が残ってしまう。
パナソニックコーナー からのの脱出速度が、ホームストレートの最高速に大きく影響するため丁寧で速度を落とさないライントレースが要求される。長いストレートを活かすも殺すもこのコーナーのライン取り次第!
コース全長 | 4,563m |
4,526m(ショートカットコース) | |
全幅 | 15m ~ 25m |
コーナー数 | 17(左コーナー:6、右コーナー:11) |
直線数 | 8(最長1,475m) |
勾配 | 最大下り10.05%/最大上り8.88% |
グランドスタンド | 22,288席 |
第1コーナー グランドスタンド |
2,200席 |
ピットビルA | 7m×22m×34庫(37,000m2) |
ピットビルB | 7m×11m×11庫(18,200m2) |
メディアセンター | 500名収容 |
メインストレート
ストレートの長さは1,475m!世界的に見ても、とても長いストレートが大きな見どころのひとつ。最終のパナソニックコーナーからの立ち上がり次第で、最高速が大きく変わり、レース中のスリップストリームを使ったエキサイティングな追い越しを見ることができます。
TGRコーナー(第一コーナー)
富士スピードウェイの象徴的なコーナーで、オーバーテイクポイントにもなっていることからレース、イベントを問わず人気の観戦スポットとなっております。
ピット
レースの際に各チームが車両を整備するピットは、サーキット内でももっとも注目されるエリアのひとつです。
パドック
パドックエリアは、レース参加者や関係者の作業スペースとして利用されています。また、走行会や自動車倶楽部のイベント時は、パドックをメイン会場として使用することも多く、年間を通じて来場者が多く集まる場所となっています。
「試乗会」、「発表会」の開催
モータースポーツのイメージ溢れるサーキットでの試乗会、発表会の開催は、ご招待のお客様に強い印象を与えることができます。
各種イベントの開催
カート大会、自転車競技、マラソン大会から、音楽コンサート、テレビや映画撮影など、お気軽にご相談ください。
「テスト」の実施
ニューマシンのシェイクダウン。商品開発に向けた実走テストなど、貸し切りの「専有走行」ではコースを独占して車両のチェック、習熟走行、データ計測が行えます。
「走行会」の開催
仲間が集まってレーシングコース走行を楽しむ。憧れのレーシングカーが走ったコースを自分自身で走る。メーカーやディーラー、クラブ主催など、「走行会」は実に様々な形で開催されています。
「研修会」の開催
高度に進化した車の技術をお客様にアピールするには、体験走行で製品知識を習得することが一番。レーシングコースはそういった「研修会」に最適です。また、ピットやピットビルの各室を利用すれば、「研修」と「実地体験」を一度に開催できます。